危険(ヤバ)すぎる男(マフィア)達との48時間、再び
48時間の逃亡劇の終幕。
それは同時にアンフィスバエナの後継者を巡る争いの終わりも意味していた。
――はずだった。
スペイン、バルセロナ。旅行に訪れていた二人を何者かが襲う。
アンフィスバエナの正当な後継者を名乗る彼らは、
主人公の身柄を引き渡すよう主張する。
制限時間は48時間。もう一度、二人の逃亡劇が始まる。
そして二人のその手には、再び手錠がはめられていた。
「どこに逃げようとオレ達は必ずオマエ達を殺す、必ずだ」
能力:運び屋
武器:リボルバー
年齢:16歳
身長:168cm
体重:54kg
血液型:A型
趣味:チェス
好きな食べもの:ショートブレッド
嫌いなもの:赤信号
敵組織の構成員の一人。6人の少年マフィア同様に孤児。幼少時の記憶が無い。
いかなる状況下、いかなる相手でも慇懃で丁寧な態度を示す。
それが例え殺すべき相手だとしても、その対象が女だとしても例外ではない。
勿論、殺すべき女でも。
本業は運び屋であり、一度として仕事を失敗したことのない凄腕。
いかなる検問、監視にもかかったことがなく、
いつしか周囲からは「幻影(ファントム)」のようだと言われるようになった。
人並みの感情は持っているが、人の生死に関する情動だけが欠如している。
必要ならばなんの躊躇いもなく人を殺せるうえ、すぐ隣で人が死んでも冷静でいられる。
本人はそれが異常であることを自覚している。